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路上観察のススメ。
あけましておめでとうございます。
昨年夏、市民センターの生涯学習推進コーディネーターとして
子どもたちと地域を歩いて、写真を撮る企画に携わりました。
この正月休みに、コメントをつけて写真をまとめたのですが、
その作業中につらつら感じたことを書いておきます。
近年、小学校や市民センターなどで、子どもたちに
地域の「安全マップ」を作らせるのが流行っているそうです。
災害や事故、犯罪などに巻き込まれそうな危険な場所を調べて、
地図にまとめさせるのだとか。
それはそれで、とても有意義な企画だと思いますが、
同じように子どもたちと地域を歩き回るイベントのひとつに、
「路上観察」というのがあります。
簡単にいうと、街を歩いて気になった物件を写真に撮り、
その後、みんなで発表しあうという遊びです。
安全マップと違って、とくに何かに役立てようというものではなく、
ただみんなで楽しもう、面白がろうというイベントです。
もちろん、オトナも十分楽しめます。
安全マップが、オトナの視線を子どもに学ばせるものだとすれば、
路上観察は、むしろその逆と言えるかもしれません。
子どもならではの視線を尊重するというか、
子どもの遊び心をフルに発揮してもらう企画です。
好奇心の塊である子どもが街を歩けば、
ヘンなモノ、不思議なモノ、変わったモノに出遭います。
オトナにとっては、ありふれた風景、くだらないもの、
わざわざ撮って人に見せるような写真ではないかも知れません。
しかし、子どもならではの視線で撮られた写真の中には
「お、これは!」という面白い写真が混じっています。
たとえば、小学生が見つけたこんな物件↓
【ケガしちゃったの?】
【刈り取られた電柱】
枝光地区のコミュニティサイト<枝光ロコ>に、
路上観察の写真をアップしています。
興味のある方は、こちらへどうぞ。枝光ロコ
さて、近ごろの子どもたちは、外遊びをする機会が減ったため、
通学路以外の地域の道をよく知らない子も多いようです。
子どもの安全を第一に考える親としては、
地域の公園でさえ、子どもだけで遊ばせるのは心配だとか。
だからこそ、「安全マップ」という発想になるのでしょうけど。
子どもたちが野山に秘密基地を作ったり、
知らない場所や街を探検していた頃とは隔世の感があります。
地域のここが危険、あそこが危ないという学習も大事ですが、
ここが面白い、あそこが楽しいという遊びの経験も、
地元への愛着を深める上で、大切なのではないでしょうか。
生まれ育った地域に、どんな道や階段や建物やお店があって、
どんな歴史や自然があって、友だちとどこで遊んだか、
そうした経験の一つひとつが、地域との絆になります。
たとえ、大人になって故郷を離れたとしても、心の中にあるのは
きっと子ども時代を過ごしたまちの風景だと思います。
話が大げさになってしまいました。
友だちや地域の仲間と「路上観察」をして
遊んでみてはどうですか?という提案でした。
ただ「遊ぶ」という話では、なかなか人は動かないし、
実行するにはもっと理由付けが…という真面目なオトナのために
最後に「路上観察」のもつ可能性を記しておきます。
◆あらかじめ何を撮るか、何が正解かは決まってないので、
間違ったらどうしよう…という不安を子どもが感じなくてすむ。
受け身ではなく、自分から楽しむことで主体性をはぐくめる。
◆ほかの人が撮った写真を見たり、説明を聞いたりすることで、
いろんな視線や感じ方の違い(多様性)を実感できる。
かえって自分の好みや感じ方のクセ(個性)に気がつく。
◆自分が撮った写真のなかから何をセレクトするか、
それを人にどう説明したらいいか、どんなタイトルにするか、
みんなに説明するための言葉の力、プレゼンの練習になる。
◆地域の古い建物などの歴史的な遺産、貼り紙や看板、
見つけた植物や昆虫など、みんなが撮った写真をネタにして
「何?」「なぜ?」といった発展的な調べ学習ができる。
どうですか、一度試してみてはいかがですか?
昨年夏、市民センターの生涯学習推進コーディネーターとして
子どもたちと地域を歩いて、写真を撮る企画に携わりました。
この正月休みに、コメントをつけて写真をまとめたのですが、
その作業中につらつら感じたことを書いておきます。
近年、小学校や市民センターなどで、子どもたちに
地域の「安全マップ」を作らせるのが流行っているそうです。
災害や事故、犯罪などに巻き込まれそうな危険な場所を調べて、
地図にまとめさせるのだとか。
それはそれで、とても有意義な企画だと思いますが、
同じように子どもたちと地域を歩き回るイベントのひとつに、
「路上観察」というのがあります。
簡単にいうと、街を歩いて気になった物件を写真に撮り、
その後、みんなで発表しあうという遊びです。
安全マップと違って、とくに何かに役立てようというものではなく、
ただみんなで楽しもう、面白がろうというイベントです。
もちろん、オトナも十分楽しめます。
安全マップが、オトナの視線を子どもに学ばせるものだとすれば、
路上観察は、むしろその逆と言えるかもしれません。
子どもならではの視線を尊重するというか、
子どもの遊び心をフルに発揮してもらう企画です。
好奇心の塊である子どもが街を歩けば、
ヘンなモノ、不思議なモノ、変わったモノに出遭います。
オトナにとっては、ありふれた風景、くだらないもの、
わざわざ撮って人に見せるような写真ではないかも知れません。
しかし、子どもならではの視線で撮られた写真の中には
「お、これは!」という面白い写真が混じっています。
たとえば、小学生が見つけたこんな物件↓
【ケガしちゃったの?】
【刈り取られた電柱】
枝光地区のコミュニティサイト<枝光ロコ>に、
路上観察の写真をアップしています。
興味のある方は、こちらへどうぞ。枝光ロコ
さて、近ごろの子どもたちは、外遊びをする機会が減ったため、
通学路以外の地域の道をよく知らない子も多いようです。
子どもの安全を第一に考える親としては、
地域の公園でさえ、子どもだけで遊ばせるのは心配だとか。
だからこそ、「安全マップ」という発想になるのでしょうけど。
子どもたちが野山に秘密基地を作ったり、
知らない場所や街を探検していた頃とは隔世の感があります。
地域のここが危険、あそこが危ないという学習も大事ですが、
ここが面白い、あそこが楽しいという遊びの経験も、
地元への愛着を深める上で、大切なのではないでしょうか。
生まれ育った地域に、どんな道や階段や建物やお店があって、
どんな歴史や自然があって、友だちとどこで遊んだか、
そうした経験の一つひとつが、地域との絆になります。
たとえ、大人になって故郷を離れたとしても、心の中にあるのは
きっと子ども時代を過ごしたまちの風景だと思います。
話が大げさになってしまいました。
友だちや地域の仲間と「路上観察」をして
遊んでみてはどうですか?という提案でした。
ただ「遊ぶ」という話では、なかなか人は動かないし、
実行するにはもっと理由付けが…という真面目なオトナのために
最後に「路上観察」のもつ可能性を記しておきます。
◆あらかじめ何を撮るか、何が正解かは決まってないので、
間違ったらどうしよう…という不安を子どもが感じなくてすむ。
受け身ではなく、自分から楽しむことで主体性をはぐくめる。
◆ほかの人が撮った写真を見たり、説明を聞いたりすることで、
いろんな視線や感じ方の違い(多様性)を実感できる。
かえって自分の好みや感じ方のクセ(個性)に気がつく。
◆自分が撮った写真のなかから何をセレクトするか、
それを人にどう説明したらいいか、どんなタイトルにするか、
みんなに説明するための言葉の力、プレゼンの練習になる。
◆地域の古い建物などの歴史的な遺産、貼り紙や看板、
見つけた植物や昆虫など、みんなが撮った写真をネタにして
「何?」「なぜ?」といった発展的な調べ学習ができる。
どうですか、一度試してみてはいかがですか?
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